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    <title>閑日月にて</title>
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    <description>閑日月にて・小説更新情報</description>
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    <copyright>Copyright ©2026 小萩玲奈.</copyright>
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      <title>優斗お兄ちゃん - 再会は境内にて</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1304/section/22711</link>
      <pubDate>Thu, 01 Feb 2024 18:24:00 +0900</pubDate>
      <description>十年以上前に住んでいた町へ里帰りした私──倉木杏里。
思い出巡りと称して、最後の最後、子どもの頃に遊び場にしていた場所の一つ、お宮さんと周りから呼ばれていた小さな神社へと足を運ぶと、そこで出会ったのは──。</description>
      <content:encoded><![CDATA[「ねえ、優斗お兄ちゃん。なんで老けてないの？」
　彼を思い出してからの疑問をぶつけてみる。
　どこからどう見ても、彼の見た目は二十歳くらい。
　あの頃のまま時が止まったかのようで違和感しかないのだ。
　彼は首を傾げ、うーんと唸る。
「そんなに老けてないように見える？　これでも杏里より実年齢はうんと上なんだけど。この姿は昔からほぼ変わらないし、今更老けるように変えるのはすぐには無理だし……困ったな」
　お兄ちゃんは自分の体を困った様子で見やる。
「ちょっと待った。少し整理する時間をちょうだい」

　全く成長する様子のない肉体。老けたくても老けられない……ってこと？
　不老長寿くらいしか浮かばないけど、そんなのはゲームやアニメの中にしか存在しないような話。現実味がないにも程がある。
　でも……《《この姿は昔から》》、ってまるで人ではないような言い方をしたよね。

「お兄ちゃんってさ、もしかして...]]></content:encoded>
    </item>
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      <title>再会は境内にて - 再会は境内にて</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1304/section/22710</link>
      <pubDate>Thu, 01 Feb 2024 18:20:00 +0900</pubDate>
      <description>十年以上前に住んでいた町へ里帰りした私──倉木杏里。
思い出巡りと称して、最後の最後、子どもの頃に遊び場にしていた場所の一つ、お宮さんと周りから呼ばれていた小さな神社へと足を運ぶと、そこで出会ったのは──。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　私──倉木杏里《くらきあんり》は子どもの頃、突然家の事情で生まれ育った町から引っ越すことになった。
　その理由を家族にいくら聞いても、教えてくれなかったのはなぜだろう。
　普段は優しい祖母が、家族の中で頑として教えてくれなかったのが、妙に引っかかっていた。

　引っ越し前日に、私の遊び相手になってくれた優斗《ゆうと》お兄ちゃんと神社で交わした約束があった。

　──またいつか、この場所で会おうね。
　──うん、また会おうね。約束だよ！　優斗お兄ちゃん！

　お兄ちゃん、今も元気にしているかなあ。

　あれから十年以上の月日が流れ、生まれ育ったこの町へ、私は里帰りがてら数日こちらに滞在することにしていた。
　まずは記憶にある、覚えている限りの遊び場だった周辺を散策してみようと、スマートフォンの地図アプリを開き、場所を確認しながら回っていく。
　昔は確かにあった建物や公園は、ほとんどが住宅地...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>ポケットに潜むモノ - ポケットに潜むモノ</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1273/section/22324</link>
      <pubDate>Sat, 13 Jan 2024 14:15:00 +0900</pubDate>
      <description>　──なんでも私の守護霊とやらは、上着のポケットの中に潜んでいるらしい。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　──なんでも私の守護霊とやらは、上着のポケットの中に潜んでいるらしい。
　いや、普通は背後でぷかぷか浮いているとか、隣に立っているとかじゃないのか？　なんて非難の声が聞こえてきそうだ。

　別に守護霊がどこにいようが、私自身に迷惑をかけているわけでもないし、そうなんだとしか思えなかった。
　ちなみに私が知るきっかけになったのは、幽霊が視える友人の言葉である。

「あんたの守護霊、いつも上着のポケットの中に入ってるんだよね。ちょっと変わってるわ」
「守護霊……？　いきなり何言ってんの？」
「ごめん、あんたは知らなくていいことだった。忘れちゃって」

　そんなやり取りをしてから、自分の守護霊が今日も上着のポケットの中に入っているんだろうかと考えることが増えた。
　友人は、私についている守護霊がどんなものかは教えてくれなかった。
　わざわざポケットの中に入っているくらいだし、多分小動物なのかな...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>語り終えて - たぬきのおやじさん</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1271/section/22318</link>
      <pubDate>Fri, 12 Jan 2024 16:26:00 +0900</pubDate>
      <description>「係屋」に勤め始めて一ヶ月。
私──岡崎透がたまたま早起きして店に出勤すると、そこにはすでにこの係屋のオーナーである、信楽さんが掃除をしていた。
みんなが出勤してくるまでまだ時間があるし、せっかくだから昔話に付き合ってくれと信楽さんの話に耳を傾けることに──。

こちらは以前投稿した、「失せ物なんでもお探し致します」の後日譚の一幕。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　そこまで語り終えると、信楽さんは目を細め、静かに涙していた。
　彼にとって、とても大切な思い出なのを察することができる。
「すまん、岡ちゃん。予想より長話になっちまったねぇ……」
「信楽さん。そのあとはどうなったんですか」
　続きが気になって仕方がない私は、先を促す。
「俺と一緒に禁足地から降りて、ほかのたぬきたちを一同に集めて一喝していたよ。お前たちはたるんでいてけしからん！　俺直々に根性を鍛え直してやるから覚悟しろって、それはそれは楽しそうに皆をしごいていたな……。俺も一緒くたにしごかれた。あのしごきっぷりは今で言うと鬼コーチって言葉がぴったりで、さながら地獄の特訓のようだった。けど、怪我をしたやつらには的確な治療を施しておやじさんの株が上がっていたのは見ていて面白かったよ」

　信楽さんの語るおやじさんの在り方は、多分彼が考える長としての在り方の憧れ、理想像そのものだったんじゃない...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>思い出話を始めよう - たぬきのおやじさん</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1271/section/22316</link>
      <pubDate>Fri, 12 Jan 2024 16:25:00 +0900</pubDate>
      <description>「係屋」に勤め始めて一ヶ月。
私──岡崎透がたまたま早起きして店に出勤すると、そこにはすでにこの係屋のオーナーである、信楽さんが掃除をしていた。
みんなが出勤してくるまでまだ時間があるし、せっかくだから昔話に付き合ってくれと信楽さんの話に耳を傾けることに──。

こちらは以前投稿した、「失せ物なんでもお探し致します」の後日譚の一幕。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　私──岡崎透《おかざきとおる》は、係屋に勤め始めて一ヶ月ほど経った。
　まだまだ人以外が相手の接客業には不慣れであるが、毎日楽しく過ごしている。
　たまたま今日は早起きして店に出勤すると、そこにはすでにこの係屋のオーナー、信楽さんが自分のサイズにあった特注の竹箒を両手に持ち、店の前の道を掃き清めていた。
　見た目こそ完全に信楽焼のたぬきの置物そのものだが、この姿は彼の仮の姿である。
　本来の姿より、こっちの方がかわいらしくて人間も怖がらないだろう？　というのが理由らしいが、私はその本来の姿を見たことがないためどう違うのか比較のしようがない。

　かなり早く起きた自信があったのに、彼に易々と上を行かれてしまっている。
　いったい何時から出勤して掃除をしているのやら。
　しかし朝からたぬきの置物が、酒瓶と帳面を通路にあるベンチの上に置いてせっせと竹箒を動かす様はまさにシュールな光景だ。
　最...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>たぬきのおやじさん - たぬきのおやじさん</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1271/section/22317</link>
      <pubDate>Fri, 12 Jan 2024 16:25:00 +0900</pubDate>
      <description>「係屋」に勤め始めて一ヶ月。
私──岡崎透がたまたま早起きして店に出勤すると、そこにはすでにこの係屋のオーナーである、信楽さんが掃除をしていた。
みんなが出勤してくるまでまだ時間があるし、せっかくだから昔話に付き合ってくれと信楽さんの話に耳を傾けることに──。

こちらは以前投稿した、「失せ物なんでもお探し致します」の後日譚の一幕。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　──まあ、なんだかんだあってやっとのことで着いたおやじさんの家は茅葺き屋根の木造建築の家。
　ほかには立派な門と竹塀がどっしりとそびえていてなぁ。
　しかし人の住むそれよりだいぶ小さめだが家の佇まいに初っ端から圧倒されたもんだ。
　そこに到着した我が身は擦り傷だらけでボロボロなんだから、もし絵にするなら妙にちぐはぐな絵面だったろうよ。

「おやじさん、いらっしゃいますかぁー！　失礼します！」
　俺は意を決して扉に手をかけ、入口で大声を出して玄関をくぐった。
　でもな、おやじさんには一度では聞こえなかったらしい。
　何度も何度も呼びかけて、おやじさんの返答を辛抱強く待った。
　待てど暮らせど全然出てこなくて、苛立ちでおかしくなりそうだったよ。
　けどな、諦めかけた何度目かで奥の方から念願のおやじさんが歩いて出てきてくれた時は、本当にやりきった気持ちでいっぱいになった。
　本題に全く入っちゃ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>思わぬ展開 - 失せ物なんでもお探し致します</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1247/section/22206</link>
      <pubDate>Sun, 31 Dec 2023 16:59:00 +0900</pubDate>
      <description>ある日、郵便受けに突然一枚のチラシが届いた。

『失せ物なんでもお探し致します。あなたの探し物が見つからない時は、どうぞご利用ください。きっとお力になります。　係屋』

その文面に、不思議と惹きつけられるものを感じた私は、その店が本当にあるのかどうか、軽い気持ちで訪れてみることにした。
──その行動が、私のその後の人生に大きく関与してくる選択肢であるなど、知りもせずに。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　粟瀬さんは全て聞いた上で再度、私に問いかけた。
「あなたの探したいもの、見つけたいものはなんですか？」
「──私は、自分が本当にやりたいことを見つけたい。たとえ普通じゃなくても、粟瀬さんのように楽しみながらそれを仕事にできたら、きっと幸せになれると信じたい」
「それが依頼内容ですか？」
「ええ。さっきあなたは言いましたよね。形があるもの以外の依頼も請け負っている、と。ここに来た一番の理由は、チラシで目に止まった、『失せ物なんでもお探し致します』の文言でした。なんでも、本当に探せるものなのか、この目で確かめてみたい。そしてどんな店で、どんな人達がそれを叶えているのか、と考えたら俄然興味が湧いたんです」
　こちらは全て語ったのだ。もう何を知られても怖くはない。
　もはや清々しさすら感じる。
　粟瀬さんはしばらく沈黙すると口を開いた。
「──私が見てきた中では、ここまで来る人はほとんどいません...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>係屋へ - 失せ物なんでもお探し致します</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1247/section/22205</link>
      <pubDate>Sun, 31 Dec 2023 16:56:00 +0900</pubDate>
      <description>ある日、郵便受けに突然一枚のチラシが届いた。

『失せ物なんでもお探し致します。あなたの探し物が見つからない時は、どうぞご利用ください。きっとお力になります。　係屋』

その文面に、不思議と惹きつけられるものを感じた私は、その店が本当にあるのかどうか、軽い気持ちで訪れてみることにした。
──その行動が、私のその後の人生に大きく関与してくる選択肢であるなど、知りもせずに。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　翌日。
　今日は会社が休みである。
　休みなら時間を気にせずいつでも出かけられるため、だからこそ店に向かう時間を今日の昼頃にしたのだ。
　昨夜聞き取った道順のメモを片手に、教えてもらった地名や目印を確認しながら進んで行くことにする。
　まずアパートから電車で駅をいくつか通り過ぎる必要があった。
　乗車した直後は、電車内は身動きができないほどの人で少々息苦しかったように思う。
　電車なんて滅多に乗らないから、余計にそう感じた。
　乗車したばかりの窓の外には、店も人家も豊富で、それが何駅も通り過ぎるうちに段々と緑が増えていくのを電車の窓からぼんやりと眺める。
　電話で最初に聞いていた地名の駅の周りには、完全に人工物は何もない山と田畑ばかりが一面に望める、田舎の風景があった。
　まだこんな緑ばかりの光景が残っていたなんて信じられない。一瞬、自分の故郷に見えてしまった。
　降りたあとは点在する目...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title>不思議なチラシ - 失せ物なんでもお探し致します</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1247/section/22204</link>
      <pubDate>Sun, 31 Dec 2023 16:53:00 +0900</pubDate>
      <description>ある日、郵便受けに突然一枚のチラシが届いた。

『失せ物なんでもお探し致します。あなたの探し物が見つからない時は、どうぞご利用ください。きっとお力になります。　係屋』

その文面に、不思議と惹きつけられるものを感じた私は、その店が本当にあるのかどうか、軽い気持ちで訪れてみることにした。
──その行動が、私のその後の人生に大きく関与してくる選択肢であるなど、知りもせずに。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　田舎から上京し、社会人として働き始めて数年経った。
　深く考えずに、周りに合わせてとりあえず働こう、なんて軽い気持ちで決めて入った会社では、理不尽な理由をつけては日課のように部下を怒る上司へ機嫌を取るためだけに頭を下げ、さらに早朝から深夜までに及ぶあまりの激務に疲れ果てて、すっかり体はボロボロで悲鳴をあげていた。
　今の仕事、辞めようかな……と考える日々を過ごしながら、なんとか生活している次第だ。

　そんな日々を送る私の最近のちょっとした癒しは、古びたアパートの縁側の窓の外に時々来るたぬきだ。元々この辺りに生息しているらしい。
　たぬきはこちらに近寄ることはしないが、人間に興味があるのだろうか、こちらの様子を窺うように見ていることがある。　たぬきが出たことで別に被害が出たという話も聞かないし、ただこちらを観察しているだけの存在。
　わざわざ行政に知らせるまでもないと、ここの住民も放置し...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - クリスマスに約束を</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1217/section/21183</link>
      <pubDate>Thu, 14 Dec 2023 23:43:00 +0900</pubDate>
      <description>子どもの時に、毎年クリスマスに会おうと幼なじみと約束をした私。
──幼なじみの彼は、大人になっても毎年律儀に約束を守ってくれている。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　クリスマスで盛り上がるこの季節。
　道すがらサンタさんに会いたい！　と親にねだる子どもたちをちらっと見て、私にもあんな頃があったなあと懐かしくなった。

　十二月に入ると、ここぞとばかりにどんな店でもクリスマスをモチーフにした飾りつけで店内を彩る。
　スーパーでも、百貨店でも、果てはコンビニや個人商店でも。
　十二月は一気に街が華やかになる季節かもしれないなんて思ってしまうのも無理はない。

　さて、そんな私のクリスマスの予定は未定だ。
　予定もないわけではないが、相手の事情もある。無理やり時間を作ってもらうように頼むために連絡を入れるのは気が引けた。多分忙しいから時間は作れないだろうし。
　仕事を終えたら、おそらく暇になるので何をしようか考えている最中だった。


　なんの予定も浮かばないまま、ついにクリスマス当日になってしまった。
　しかし今日はクリスマス効果か、仕事も順調に進められ...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 犬のおまわりさん</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1147/section/20251</link>
      <pubDate>Sat, 04 Nov 2023 16:24:00 +0900</pubDate>
      <description>とある商店街の片隅に、オンボロ交番がある。
そこに勤務するのは、『犬のおまわりさん』と同僚たちからバカにされてきた若い警官の乾猛。
これは、そんな彼の日常の一幕。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　とある商店街に、外壁がぼろぼろな古めかしい小さな交番がひっそりと佇んでいる。
　そんなオンボロ交番に新たに勤務することになったのは、乾猛《いぬいたける》という若い警官だ。

　彼は名字の乾《いぬい》から、警察の同僚などからの通称は、『犬のおまわりさん』と言われ、からかわれていた。
　いつも名前でバカにされてきたため、自分の名前が、特に『犬』と言われるのが昔から嫌いだった。

　彼はその強そうな猛という名前に似つかわしくないほど穏やかで、しかしちょっとだけ抜けている性格の持ち主であった。
　提出しなければならない書類を紛失するのはしょっちゅうで、大人だというのに時間もなかなか守れない。
　実はそれが理由で、この僻地にあるオンボロ交番に左遷されたのではないか、と彼本人は想像している。


　今日も今日とて、この商店街の見回りとして自転車に乗って颯爽と駆けていく彼は、見回りの最中に困っている人...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 出会いは月夜から</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1099/section/19516</link>
      <pubDate>Sun, 01 Oct 2023 05:24:00 +0900</pubDate>
      <description>　深夜へコンビニへ行った帰り道、黒猫と遭遇する。
　しかし、その黒猫はなぜか家まで着いてきて……？</description>
      <content:encoded><![CDATA[「あー、ゲーム熱中しすぎたわ。しかし腹減ったぁ……早くコンビニ行ってなんか買お……」
　時刻は深夜二時。
　昔で言うならば草木も眠る丑三つ時という時間に、明日は休みだし、今夜は夜更かしするぞ！　と意気込んでゲームを夢中でプレイしていた。これは、ゲーマーならばあるあるだと思う。
　ゲームに集中しすぎたせいで途中で腹が減り、俺は夜食を買いにコンビニへ赴くことにした。
　いつもより頭を使う操作を求められるゲームだったのもこの空腹に影響しているのではないのか？
　大人しくレベリングだけするタイプのものにしておけばよかったか？　
　なんてプチ反省をしても今さら遅い。
　なにせひとり暮らしだと、料理すること自体が面倒くさくなって、ついつい楽をしようとしてしまう。
　以前買いためていたレトルト食品も、カップ麺もちょうど底を尽きたところなので、新たに買いためておかねばならない。コンビニで夜食とともに調達す...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - 月を見る</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/1071/section/19334</link>
      <pubDate>Sat, 23 Sep 2023 15:34:00 +0900</pubDate>
      <description>月見と言えば、中秋の名月。 皆さんは、誰と月見をしますか。

ノベプラ登録時、載せていた作品です。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　月見と言われて、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
　月に、月見団子、そしてススキ。このくらいは誰しもが頭の中で描ける月見の光景だ。
　さて、今回は中秋の名月を本日迎える月見の準備に奮闘する、どこかの皆さんの様子を中継でこっそりと覗いていこうと思う。
　どうか最後までお付き合いいただきたい。

　まずは、とある見栄っ張りな夫婦の家を覗いてみよう。
　おやおや、すでに問題が発生しているようだ。
「もう、無理です……腕が、いえ、指がつってこれ以上は動かせません……」
「何を言ってるんだ！　いくらお前が料理下手だからといって、たくさんの団子を作れなくてどうする！　今日は月見なんだぞ、よその家に負けない量を作って周りに自慢してやるんだってお前だって言っていただろう！」
「それはそれです。あなただって、我先に率先して団子作りに専念していたのに、たかが数十個作った後にすぐに根を上げたじゃありませんか...]]></content:encoded>
    </item>
    <item>
      <title> - そうだ、現世へ行こう</title>
      <link>https://b3yzsn.kashi-hondana.com/author/page/999/section/18775</link>
      <pubDate>Fri, 18 Aug 2023 20:46:00 +0900</pubDate>
      <description>毎年、一年に一度、お盆には亡くなった人が帰ってくると言われている。
今回はそんな亡くなった側からの視点のお話。</description>
      <content:encoded><![CDATA[　数年前、自分は病気で、最後は家族に見送られて亡くなった。
　年に一度、そんな自分が誰の目を気にすることもなく実家へ帰ることができる日がある。
　──お盆だ。
　実は毎年の楽しみで、墓参りのあとに家族にくっついてあちこち見て回るのが楽しかったりする。
　なにせ、普段はあの世──俗に天国ともいう場所にいて、そこに集う見慣れた常連さんたちと話に花を咲かせるくらいしかできないからだ。
　もちろんあの世の役人さんに許可さえ取れば、自分だけで普通にこちらに来ることだってできるが、なんの目的もなくぶらぶら浮遊していては、ただの浮遊霊や悪霊と勘違いされて、霊能者やその手の専門家に祓われかねない。それだけは困る。
　自分は普通に亡くなって成仏した、悪霊でもなんでもない、いわゆる健全な？　模範的な幽霊ってやつなのだ。間違っても人に危害など加えるわけもない。
　そんな自分のような普通の幽霊たちが、堂々と実家へ...]]></content:encoded>
    </item>
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